お墓の価格は何できまるのか?お墓建立が初めての人でもわかりやすく解説いたします。
お墓にかかる費用を一番左右するのは、使用する石材の価格です。日本で現在、主に取り扱われるの石材の中で、一番安価なものと、一番高価なものを比較すると24倍になります。
全優石(※1)の統計では、全国の一件あたりのお墓にかける金額の平均は166万円というデータが出ていますが、お墓の価値は値段だけで決まるわけではありません。
「お墓の値段はあってないようなもの」と思われている方も少なくないようですが、やはりお墓にも適正価格があります。
内容が適正であれば安いに越したことはありませんが、「なぜ安いのか」には注意が必要です。
それでは、一体、「お墓づくり」には「何に」「いくらかかる」のでしょうか?
大きく分けると、以下の3つの要素があります。
お墓の値段を左右する一番大きな要素が、どの石材を使用するかということです。それによって何十万、何百万円の差が出てきます。
石材の品質について耐久性に関係する硬さや吸水率を表すデータがあり、それによって強い(耐久性がある)と判断されるものが当然価格が高い傾向があります。しかし、中には耐久性はそれ程なくても希少価値があるもの、昔から皇室や将軍家のお墓に使われた等歴史的背景のあるものが高くなるなど、一律ではありません。詳しい説明をよく聞いて、色の好みや品質の許容範囲など、自分にとっての価値基準をはっきりさせて賢く選びましょう。
一才あたりの石材の種類による価格の比較
価格[低] | ⇔ | [高] |
国産 庵治石 の一例 | 国産 大島石 の一例 | 中国の石 の一例 |
石の重量? | 石の重量? | 石の重量? |
240,000円 | 80,000円 | 15,000円 |
庵治石の中にも採れる山によってたくさんの種類がありますが、特に高価なものを一例としています。 | 大島石の中にも採れる山によってたくさんの種類がありますが、中程度のものを一例としています。 | 中国の石の中でも特に安価なものを一例としています。 |
この表で示した30cm角のサイコロ一つの石の量を石材業界では「一才」と呼び、共通の単位としています。
石材の価格を比較するにはこの一才当りの価格をみます。
墓石本体の大きさと、お墓の敷地面積が変われば必然的に変わってくるものがあります。
それは使用する石の量です。
お墓の値段は使用する石の量でも大きく左右されます。
その中でも
が、石の量を決める大きな要素となります。
お墓を構成する上で必要不可欠なもの以外の「あったらいいな」というものをここで付属品といいます。
どんな付属品をつけるか、また、加工の複雑な装飾的デザインをつけるかどうかによっても価格は変わってきます。
代表的な付属品とその値段
お客様から「他の石材店では工事代はサービスします、と言ってくれたけど、お宅ではサービスしてくれないの?!」という声を頂くことがよくあります。 それはあり得ないことです。 無料で工事をする職人さんはいませんし、必要な材料も無料ではないとすると、その金額は当然他のどこかに含まれているということは、少し考えれば誰もがわかります。 お墓の工事は基礎工事も、組立設置工事も、お墓づくりの土台であり、一番大切なところです。その場所によって地盤や地形、その他の条件は様々で、それらをよく調べた上で最適な工事内容を決めなければならず、またそれがお客様にきちんと説明されなければなりません。 「サービスです」などと簡単に言えるものではないのです。
わたるでは、地盤調査などしっかり調べた上で、どういった工事が必要かを説明し、工事の費用は原価とさせて頂き、必ず明細を明記しています。
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